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猫と喰いものと創作同人の日々

猫と喰いものと創作同人の日々

その3(引っ越し、さっさと引っ越~し!)

その3(引っ越し、さっさと引っ越~し!)

それからも家捜しは続きました。一応義父とも
話し合いはしたのですが我慢してくれ何とか
折れてくればっかりで精神状態が流石にテンパ
ってた私は「じゃ、嫁を交換して下さい」と叫んで
しまった時もありました。義母が猫なで声で
腕を軽く掴んで謝罪してきた(精神的に
鳥肌立ちました)時も後で義父に、
「これ以上接触させるな、分かってるのか!」
をオブラードに包んだ表現で言ってしまい
ました。ダンナにさえ「あまり時間はもう無いよ」と
告げた事もあります。やっぱしかなりまいってたみたい
です。


贅沢な話ですが、ダンナも私も蔵書が結構あるので
家じゃ無いと入りきらないねと借家を探してた
のですが、意外と無いのです。借家より今は家なら
皆さん買うらしいです。貸間は結構多いのですが。
出来たら猫飼えないかな~と思ったらその条件だと
ほぼ全滅でした。猫どころかペット不可さえも多くて
厳しいのねとしみじみ感じましたよ。

やがて候補が何件か見つかって見に行きましたが、
どれも今一つ決め手が無いなと言うのが第一印象
でした。共通点は台所が狭くて暗い、お風呂自動
式じゃない、一件は結構明るいけど特殊な構造で
再度引っ越しをする可能性が高いこちらの立場では
一寸機動性にかける(それ以外ではいい家でした。
栗の木があって実が落ちてたのをこっそり拾って
その日栗ご飯にしちゃいましたよ)、でもどれかに
決めなきゃいけないよと悩んでいたら一件新しい
情報が入ったので予定外ですが見に行きますかと
不動産の方が仰るので行くことにしました。

外から見たらかなり明るそうな家でした。
野良か飼いか分かりませんが早速猫がお出迎え、
何か良い感じと思いました。
台所広くて明るい!、お風呂自動式、
トイレにウオシュレット付いてる~、
鉄骨なので二階に多少物を置いても
大丈夫なのはポイント高い!。
しかも、場所は今までの生活地図を
また新しく覚える必要が殆ど無い所、
土地勘無しで方向音痴の私には有り難い~。
更新時期が短いのだけが難点でしたが、
それ以外は全て条件に合いそうです。お家賃
も相場より安くしてくれ、決定しました。

義母が多分私達が出て行かないだろうと
考えていたのは金銭的な問題もあったと思い
ます。
まず前回で話した旦那の甥の受験勉強
の関係上それが終わるまでは環境を保つ事
が条件なのでその期間分のこちらのローン
担当額を一括で支払うのが必要でした。
そんなお金は無いだろうとあちらさんは
ふんでいた訳です。その時最初の取り決め
よりこちらのローンの支払い分は多くされ
ていて光熱費も最初より多く支払っていたし、
ボーナスの時にある程度ダンナは渡して
いましたし(一応家族だからと黙認して
いました。ぶち切れてからは払いません
でしたが)、泣きつかれてダンナは何も
聞かずに多少用立てたこともあります。
それだけ搾り取ってたら残りなんぞ
無いさと思いこんでいたんですな。
そして家を借りるとなると敷金と礼金、
更に家賃前払いなど結構かかります。。
この二つを合計すると諭吉さん三桁分
の人数を揃えないといけない事が計算の
結果分かりました。義母が知っていたら
にやりとしたんではないでしょうか。そんな
金あるのかいと。暫くはばたばたするだろう
けどその内諦めて落ち着くさと。

敗因は自分たちの金銭感覚とこちらの
感覚を同じと考えていた所です。
ダンナも私も無駄遣いは大嫌い、物は
必要な物だけ底値で買おうね派でした。
ですのである程度ヤリクリしてダンナは
残りをきっちり管理して貯めてたのです。


更に、あちらさんは忘れてました。
私の存在を・・・。
結婚して引っ越してからわーい、短期
だけど図書館のバイトがあるぅ~と早速
働き、それが終わった後も仕事を探して
いました。その間、専業主婦みたいな
もんでしたが、あちらには理解出来ない
秘密があったんですよね~。家にいるから
稼いでないと思ってたのかな?。ちらっと
お知らせした事はあったけどそれは飲んで
絡んでた時だからな~。

結婚前は一寸特殊なお店に勤めて
いました。お宝系な玩具のお店と
いう奴です。鑑定団に出てくるような
ハイレベルでは無いですが、それなりに
価値のある玩具を取り扱うお店でした。
そこで色々学ばせてもらいました。特に
ミニカーは主流商品だったので接客と
仕入の為に徹底的にたたき込まれました
(マニアのお客は語りたがるし、いい物
でないと買ってくれないので知識がいるの
です)。今でも大体一目見ればいい物か悪
い物かぐらいは分かるし価値のあるなしの
目安は付きます。メーカーも完全では
無いですが、一流とそうでない所もある
程度は理解出来ます。
本も古本屋に勤めてた事があるので多少は
知識がありました。
その時ネットオークション担当にされたので
独学でやり方を覚え、まだそれ程●フーオークシ
ョンが発展していなかった頃から出品もしていました。

折角なので仕事に付いていなかった
期間はそれをフル活用しました。
最初にダンナのいらない蔵書で
お宝なのを選り分けてかなりの成果
をあげたのでダンナはすっかり協力し
てくれる様になり、フリマとかを巡っ
てお宝ゲット、オークションでさばい
て毎度あり~、を時々やっていました。
そう全てがお宝では無かったですが、
たまには万馬券並みのリターンが帰
ってくる事もあり、その辺はなるべく
貯金していました。
それから仕事にも付いて、その
片手間にも小遣い稼ぎ程度の感覚
ぐらいでオークションはやっていました。
今はもっぱら不要品処理目的ですので
その時に比べると微々たる物ですが・・・(^^ゞ。
一年の金額は確定申告する程にはなり
ませんでしたが、何年かたてばそれなりの
金額になってたのでダメージは負う物の、
致命傷を負う程では無い蓄えはあった訳です。

事情を知らないあちらさんはリアクション
は無かった物の、内心かなり動揺してた
と思います。ローン半年分のお金も一括で心理的
には叩き付けてやりましたしね。


ローンはほぼダンナ、少しだけ私、
家修得費用は全て私が出しました。
それでもオークション分の蓄え
全滅とならなかったのには私も
少し驚きましたが(_ _;)。
マニアの方々に感謝ですな。

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